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パソコンとメガネ

5月病の君へ^_^

更新日:5月9日




― 本当に強い人間とは、“もう一度学べる人”である ―



4月、新しい環境へ飛び込んだ人たち。

新卒、転職、部署異動、再スタート。

最初の数週間は、誰もが緊張感と高揚感の中で走っています。

しかし5月になると、少しずつ現実が見えてくる。


「前と全然違う…」


「思ったより厳しい…」


「自分は通用していないかもしれない…」

そこで人は、初めて本当の意味で試されます。



「前職の自分」が壊れる瞬間



5月病の本質は、単なる疲労ではありません。

本当は、

“前職で成立していた自己像が崩れること”

です。


前の職場では、

  • ベテラン扱い

  • 慣れた空気

  • 通じる暗黙知

  • 自分のペース

が成立していた。


しかし新しい環境では、

  • スピード感が違う

  • ルールが違う

  • 要求水準が違う

  • 周囲のレベルが高い

  • 自分が初心者になる

その時、人は苦しくなる。






そこで「防御」に入る人と、「学び」に入る人がいる

苦しくなった時、人は二つに分かれます。

一つは、

  • 他責化する

  • 不満を言う

  • 過去のキャリア年数にしがみつく

  • 指摘を人格否定と受け取る

  • 自己流を変えない

人。

もう一つは、

  • 自分の不足を認める

  • 一度プライドを捨て去り初心者に戻る

  • 新しい型を学ぶ

  • 毎日復習する

  • 修正を繰り返す

人です。

後者だけが、次のステージへ進めます。




私自身も、「第二の研修医時代」を経験した

私は卒後15年を経て、消化器外科医として一定の経験を積んでいました。

しかし、さらに高度な肛門・消化器診療、内視鏡診療を学ぶため、全国区レベルで知られる大腸肛門系専門病院へ入門しました。


その時、院長からは非常に明確に言われました。

「あなたの外科医としての経験は認める。しかし、当院基準の技術は持っていない。」

つまり、

“ここでは、あなたは見習いだ”

ということでした。

私はそれを当然だと思いました。

そして、

「その通りです。一から勉強させてください」

と頭を下げました。



そこから始まったのは、“第二の研修医時代”。


毎日勉強し、毎日復習し、叱られ、修正し、

型を学び続けた。

決して楽ではありませんでした。


しかし今振り返れば、あの時間こそが、医師人生で最も濃密で、最も自分を成長させた時間だったと思います。







本当に強い人間とは何か



本当に強い人間とは、

  • 肩書を誇る人ではない

  • キャリア何年目かを誇る人でもない

環境が変わった時に、


「自分はまだ未熟だ」

と認められる人です。

そして、



「もう一度ゼロから学ぼう」

と決意できる人です。








当院が大切にしていること


当院は、単に「卒後キャリア年数」だけを

評価しません。




本当に重視しているのは、


  • 学び続ける姿勢

  • 素直さ

  • 修正力

  • 適応力

  • チーム医療への敬意

  • 患者安全への責任感

です。


医療に完成はありません。

特に、

  • 鎮静下内視鏡

  • 日帰り手術

  • 急変対応

  • インターナショナル診療

を行う現場では、


“学び続ける力”

そのものが、最も重要な能力になります。




5月病の君へ



もし今、

  • 苦しい

  • 通用していない気がする

  • 自信が揺らいでいる

  • 毎日叱られる

  • 自分だけ置いていかれる気がする

そう感じているなら、それは決して悪いことではありません。

むしろ、

“本物の学びが始まった”

ということかもしれません。

大切なのは、

防御に入ることではなく、



「学び続ける側」に立ち続けること。

医療に限らず、人生そのものが、

終わりなき学習です。

そして、

学び続ける者だけが、

次の景色を見ることができる。

私たちは、そう信じています。





 
 
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