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下血を甘くみてはいけない!

更新日:2022年11月21日



貴方は毎回トイレで排便後、

水を流す際に、うんちの形状や、

色調を確認していますか?


突然の血便や真っ赤な血液そのもの、

やや赤ワインのような色、はたまた、

炭のような、コールタールのような

暗赤色のものが見えたら、お腹はいたくないし、別にどうでもいいや、と、絶対に

放置してはいけません。


下血の原因のうち、最悪なるものは

大腸癌です。




過去に私が体験した、1人の患者さんの

悲しいストーリーをお話します。


以前に近所にある消化器を専門にしていないクリニックで、下血があるため、

初診、そこでは、

一見、いぼ痔があるから、そこから

出血したんだろうと、診断され

外用薬を処方されました。


一時的に症状が消失したから治ったかな?

と、思うも、またも断続的に下血が繰り返してきました。再診の診察でその担当医は、"ああ、またイボ痔からの出血でしょう、、お薬出しときますねー"を毎回繰り返すのみ、、


一年くらい、断続して

そのような診察シーンを繰り返すも

次には段々、下痢や、腹痛まで出現した。


業を煮やした患者さんは、私が以前

勤めていた総合病院を受診。

私はすぐに大腸カメラを

やりました!



時は既に遅し、、


大腸癌と肺、肝臓への遠隔転移が

見つかりました。


残念ながら、癌進行度分類は、

stageⅣ.もっとも重症であり、

その方を根治させることは

出来ませんでした、、😢



下血精査の手順は、

先ず、最初の外来では腹部触診、

臀部、肛門周囲視診、

直腸診、肛門鏡、直腸鏡を用いて

よく見ることです。

次に、速やかに大腸内視鏡を

していくことです。

これすらやらない、やれない、

めんどくさがる藪医者は、要らない。





今一度言います。




下血を発見したら、原因には

様々ありますが、

大腸癌がもっとも最悪なのです。


すぐにお近くの消化器を専門的に長年

診療してきたドクターに連絡をして

診てもらいましょう。



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