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事前問診票の情報分析による迅速対応で重症化を回避した一例

更新日:2025年10月19日





🩺 はじめに

当院では、Web予約と"事前問診票の情報"をもとに、来院前から患者さんの状態を把握、分析する取り組みを行っています。


今回はその中で、祝日前夜に入力された問診票をきっかけに、重症化を防ぐことができた事例をご紹介します。


🕓 事例の経過

過日、、深夜帯に「数日後の平日の初診枠」

でWeb予約をされた患者さんが

いらっしゃいました。


入力された事前問診票には、発症からの経過と症状の変化が非常に詳細に記載されており、


「痛みが増している」「熱感が強くなってきた」など、急速なる増悪傾向が明確に読み取れる内容でした。たまたまその時間、スタッフがPCで予約状況と問診内容を確認しており、



「この症状は翌日まで待つのは危険かもしれない」と即座に判断。


早朝の段階で患者さんに電話をかけ、すぐに来院するようご案内しました。



🧠 診断と対応

来院後、診察を行ったところ、肛門周囲膿瘍と診断。


症状の進行を考慮し、速やかに切開排膿手術を実施しました。


結果として、感染の拡大や全身症状の悪化を防ぐことができ、患者さんの回復も良好でした。




⚙️ 成功のポイント

  • 事前問診票を夜間・祝日前でも確認できる体制があった

  • 問診票に書かれた患者さんによる

    症状経過の丁寧な記録を見逃さなかった

  • スタッフが主体的に判断し、早朝から連絡・誘導できた


  • これらの要素が重なり、重症化を未然に防ぐことができた貴重な症例となりました。



💡 考察と今後の展望

この事例は、「事前問診票=単なる受付ツール」ではないことを示しています。


適切に運用すれば、問診票は「医療安全を守るセンサー」としても機能します。


今後は、

  • 症状悪化を示唆するキーワードの自動検出

  • 夜間でも確認できるアラート設定

  • スタッフ教育によるトリアージ力の向上

など、さらなるシステム改善を検討しています。



Web問診票を通じて、深夜に入力された患者さんの変化を早期にキャッチし、


翌朝には迅速な診断と手術に結びつけた今回のケース。


「デジタルの力」と「人的感度」の両輪が、患者さんの安全を守った一例でした。

これからも、当院ではこうした小さな気づきを大切にしながら、


地域の皆さまの健康を支えてまいります。








 
 
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