事前問診票の情報分析による迅速対応で重症化を回避した一例
- Jun Kondoh
- 2025年10月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年10月19日

🩺 はじめに
当院では、Web予約と"事前問診票の情報"をもとに、来院前から患者さんの状態を把握、分析する取り組みを行っています。
今回はその中で、祝日前夜に入力された問診票をきっかけに、重症化を防ぐことができた事例をご紹介します。
🕓 事例の経過
過日、、深夜帯に「数日後の平日の初診枠」
でWeb予約をされた患者さんが
いらっしゃいました。
入力された事前問診票には、発症からの経過と症状の変化が非常に詳細に記載されており、
「痛みが増している」「熱感が強くなってきた」など、急速なる増悪傾向が明確に読み取れる内容でした。たまたまその時間、スタッフがPCで予約状況と問診内容を確認しており、

「この症状は翌日まで待つのは危険かもしれない」と即座に判断。
早朝の段階で患者さんに電話をかけ、すぐに来院するようご案内しました。
🧠 診断と対応
来院後、診察を行ったところ、肛門周囲膿瘍と診断。
症状の進行を考慮し、速やかに切開排膿手術を実施しました。
結果として、感染の拡大や全身症状の悪化を防ぐことができ、患者さんの回復も良好でした。
⚙️ 成功のポイント
事前問診票を夜間・祝日前でも確認できる体制があった
問診票に書かれた患者さんによる
症状経過の丁寧な記録を見逃さなかった
スタッフが主体的に判断し、早朝から連絡・誘導できた
これらの要素が重なり、重症化を未然に防ぐことができた貴重な症例となりました。

💡 考察と今後の展望
この事例は、「事前問診票=単なる受付ツール」ではないことを示しています。
適切に運用すれば、問診票は「医療安全を守るセンサー」としても機能します。
今後は、
症状悪化を示唆するキーワードの自動検出
夜間でも確認できるアラート設定
スタッフ教育によるトリアージ力の向上
など、さらなるシステム改善を検討しています。
Web問診票を通じて、深夜に入力された患者さんの変化を早期にキャッチし、
翌朝には迅速な診断と手術に結びつけた今回のケース。
「デジタルの力」と「人的感度」の両輪が、患者さんの安全を守った一例でした。
これからも、当院ではこうした小さな気づきを大切にしながら、
地域の皆さまの健康を支えてまいります。






